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【登山道具レビュー】なぜ今まで買わなかったのか。サーモス「山専ボトル」FFX-751が変える、山頂での至福の3分間

突然ですが、皆さんは山頂でのランチタイム、どう過ごされていますか?

「絶景を見ながら温かいカップラーメンを食べたい」

「淹れたてのドリップコーヒーで一息つきたい」

そう思って、重たいガスバーナーやクッカー、ガスカートリッジをザックに詰め込んでいませんか?

もしあなたが、「もっと荷物を軽くしたい」「山頂に着いたら1秒でも早く温かいものにありつきたい」 と思っているなら、今回紹介するギアは、あなたの登山スタイルを根本から変えてしまうかもしれません。

今日ご紹介するのは、登山愛好家の間ではもはや「神器」とも呼ばれる、サーモス(THERMOS)の「ステンレスボトル FFX-751(山専ボトル)」

私も長年、「山で食べるカップ麺は、その場でお湯を沸かすから美味いんだ」というロマン派でした。しかし、このボトルを手にしてから考えが一変しました。

今回は、実際に私がフィールドで使い倒して感じた、このボトルの「恐るべき実力」と、あえて言及する「弱点」について、余すことなくレビューします。

1. バーナーを「置いていく」という選択肢

冬の低山や、風の強い稜線。

いざお湯を沸かそうとしても、風防が飛ばされたり、寒さでガス缶のドロップダウン(火力が落ちる現象)が起きたりして、なかなかお湯が沸かない……そんな経験はありませんか?

凍える手でバーナーをセッティングし、沸騰するまでの数分間をじっと待つ。それはそれで登山の醍醐味ですが、「ザックから取り出して3秒で熱湯が出る」 という体験をしてしまうと、もう元には戻れません。

このサーモス FFX-751があれば、バーナーセット一式(約500g〜1kg)を家に置いていけます。

ボトルの重量はわずか360g(シリコンボディリング・ソコカバー含む)。

圧倒的な**軽量化(ウルトラライト)**が実現できるのです。

2. 「750ml」という絶妙なサイズ感の正体

サーモスの山専ボトルには500mlや900mlのラインナップもありますが、私が断然750ml(FFX-751)を推す理由があります。

それは、「カップラーメン+食後のコーヒー」の黄金比を満たす容量だからです。

  • カップラーメン(標準サイズ):約300ml
  • ドリップコーヒー(マグカップ):約150〜200ml
  • 予備のお湯・カトラリー洗浄用:残りの約250ml

これが500mlだと、カップラーメンを作ったらコーヒーが飲めません。

900mlだと、ソロハイクには少し大きすぎて嵩張ります。

750mlは、ソロなら「食事+喫茶+予備」として完璧。

デュオ(2人)なら、「カップラーメン2つ分」または「コーヒー2人分+α」としてシェアできる。

まさに、計算し尽くされた「ソロ〜デュオ登山の最適解」が、この750mlなのです。

3. 驚異の保温力:6時間後でも「アチッ」となる

「魔法瓶なんてどれも一緒でしょ?」と思っている方。

このボトルが「山専(やません)」と名乗るには理由があります。

通常のステンレスボトルとは比較にならない、過酷な環境を想定した保温スペックを持っています。

  • 保温効力(6時間):78℃以上

これはあくまでカタログスペックですが、私の体感ではもっと凄いです。

朝5時に沸騰したお湯を入れて出発し、お昼の12時(7時間後)の山頂(気温0℃付近)でカップラーメンに注ぐ。

何の問題もなく、麺がしっかり戻ります。それどころか、猫舌の人はフーフーしないと飲めないレベルです。

なぜこれほど冷めないのか?

それは、ステンレスの真空二重構造の層が極めて緻密に設計されているからです。山頂の極寒の風に晒されても、中身は熱々のまま。これがサーモスの技術力です。

4. 実際に使って感動した「山のための」ディテール

実際にいただいた写真のように、木のテーブルでドリップコーヒーを淹れるシーンを想像してみてください。

① グローブをしたままでも回しやすい

写真を見てください。ボトルのフタやボディに、シリコン製のリングが付いていますよね?

これが**「ノンスリップコップ」と「ボディリング」**です。

分厚い冬用グローブをしていても、滑らずにしっかり握って回せます。かじかんだ手でもストレスなく開閉できる。この「地味な気遣い」が、極限状態では本当にありがたいんです。

② 注ぎ口の「ダブルスクリュー」

ドリップコーヒーを淹れる時、ドバっとお湯が出て粉が溢れた経験はありませんか?

このボトルの注ぎ口(中せん)は、非常に優秀です。

少し緩めれば細く注げ、さらに緩めれば素早く注げる。

写真のように、狙った場所にピンポイントでお湯を落とせるコントロール性能を持っています。専用のコーヒーケトルを持ち歩く必要すらありません。

③ 傷だらけになってもかっこいい「マットブラック」

今回紹介しているカラーは「マットブラック」。

岩場に置いたり、ザックのサイドポケットに無造作に突っ込んだりして、使い込むごとに小傷がつきます。

しかし、テカテカした塗装ではなく、マットな質感なので、その傷さえも「ギアの味」としてカッコよく見えるんです。

底面にはシリコンカバーがついているので、岩の上に置いても「カンッ!」という金属音がせず、滑り落ちるのも防いでくれます。

5. 正直に話します。この商品の「弱点」とは?

ここまで絶賛してきましたが、プロとして公平に、デメリットもしっかりお伝えします。

① ボディがやや太い

保温層を確保し、さらに衝撃吸収のシリコンリングが付いているため、一般的な500mlペットボトルよりも一回り太いです。

ザックのサイドポケットの形状によっては、キツくて入らない場合があります。お持ちのザックのポケットに余裕があるか、事前に確認することをおすすめします。

② 値段が決して安くはない

通常の水筒が2,000円〜3,000円で買えるのに対し、この山専ボトルは実売で5,000円〜6,000円前後します。

「ただお湯を入れる容器」と考えると高く感じるかもしれません。

しかし、「高性能なガスバーナーセットを買うコスト」と「毎回ガス缶を買うランニングコスト」、そして何より「山頂での快適な時間」と比較すれば、この投資はあっという間に回収できます。

6. まとめ:山頂での「待ち時間」を「至福の時間」へ

想像してみてください。

登頂して、息を切らしながらベンチに座る。

周りのハイカーが寒風の中でバーナーを組み立て、風に煽られながらお湯が沸くのを震えて待っている横で。

あなたはザックからこのマットブラックのボトルをサッと取り出す。

グローブをしたままコップを回し、中せんを緩める。

立ち昇る白い湯気。

ドリッパーに注ぐと広がる、芳醇なコーヒーの香り。

「あぁ、幸せだなぁ」

待つことなく、すぐに温かい食事と飲み物にありつける。

余った時間は、景色を眺めたり、次のルートを確認したり、仲間と語り合ったりすることに使えます。

サーモス FFX-751は、単なる水筒ではありません。

あなたの登山の「時間」と「快適さ」を生み出す、最強のギアです。

これからのシーズン、山はますます冷え込みます。

冷たいおにぎりを震えながら食べるのはもう卒業しませんか?

次の登山では、このボトルに熱々のお湯を詰めて、山頂だけの特別なカフェタイムを楽しんでください。

在庫がなくなる前に、ぜひチェックしてみてください。山でのQOL(生活の質)が爆上がりすること、間違いなしです。


今回ご紹介したアイテム

サーモス(THERMOS) 山専用ステンレスボトル

FFX-751 750ml マットブラック (MTBK)

  • 容量: 0.75L
  • 保温効力: 78度以上(6時間)
  • 重量: 約360g
  • 特徴: 登山に特化したグリップ、底カバー、ダブルスクリューせん

※人気カラーのマットブラックは、シーズンインすると品薄になりやすいのでご注意ください。

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