最近のキャンプブーム、正直どう思いますか?
「区画サイト1泊6,000円、電源・Wi-Fi完備、トイレはウォシュレット付き」……。

「いや、それはもう屋外のホテルなんよ」
そうツッコミを入れたくなること、ありませんか?
もちろん、快適さは正義です。しかし、我々が求めているのは、不便さを工夫で乗り越える高揚感と、財布を気にせず何度も通える「日常の延長線上にある冒険」ではないでしょうか。
今回は、茨城県が誇る「無料~1,000円」という驚異的な価格設定でありながら、キャンパーの魂を揺さぶる「野営地ベスト3」をご紹介します。ただし、安いには理由(ワケ)があります。至れり尽くせりのサービスはありません。あるのは「自由」と「自己責任」。
覚悟のできた方だけ、読み進めてください。
1. 大人の秘密基地ごっこはここで極まる「りょっちゃんの秘密基地」

まず一つ目は、名前からしてワクワクが止まらないこちら。
施設の概要と魅力
茨城県某所(北茨城方面)にある、個人オーナー「りょっちゃん」氏が運営するプライベートキャンプ場。ここは単なるキャンプ場というより、「オーナーとキャンパーが共に作り上げるコミュニティ」という感があるのが特徴です。
- 料金: 格安(※時期やプランによるが、1,000円前後という圧倒的コスパ)
- 環境: 林間、手作り感満載のサイト
- 予約: 基本的にSNS(DM等)でのやり取りが必要
なぜここを選ぶのか?
ここは「整地された快適さ」へのアンチテーゼです。サイトは自然の地形を活かしており、決して平坦ではない場所もあるでしょう。しかし、そこには「人の温かみ」という、金では買えない付加価値があります。
ネット上の評判を分析すると、「実家に帰ってきたような安心感」「オーナーの人柄に惹かれてリピートする」という声が圧倒的です。設備投資に莫大な金をかけた高規格キャンプ場では、オーナーと客の関係は希薄になりがち。しかしここでは、「場所を貸す人」と「楽しむ人」が対等な関係で焚き火を囲むような空気感があります。
注意点と本音
あくまで「個人の善意と情熱」で成り立っている場所です。ホテルのフロントのような対応を期待してはいけません。「お客様」ではなく「仲間」として振る舞えるマナーが求められます。トイレや水場も「必要十分」と心得るべし。
レビューはこちら。
2. 孤独を愛するソロキャンパーの聖域「Freedom~プライベート野営地~」

続いては、その名の通り「自由」を掲げるこちら。
施設の概要と魅力
こちらも茨城県内(小美玉エリア等)にある会員制・紹介制に近い雰囲気を持つプライベート野営地。特にソロキャンパーやブッシュクラフターからの支持が厚い、「静寂」を楽しむための場所です。
- 料金: 格安(1,000円以下での利用が可能なプランも散見される)
- 環境: 野趣あふれる林間、直火OKなエリアがあることも(※要確認)
- 客層: マナーの良いソロ~デュオが中心
なぜここを選ぶのか?
「キャンプに行って、隣のサイトの宴会騒ぎに悩まされたくない」。これは全キャンパーの切実な願いです。Freedomはその名の通り、束縛からの解放を目的としていますが、その自由は「他人の自由を侵害しない」という高度な自律によって守られている感さえあります。
ここを選ぶ最大のメリットは、「静寂の担保」です。1,000円程度の料金で、これだけのプライベート感と静けさを買える場所は、首都圏近郊では奇跡に近いと言えます。無骨なギアを並べ、最低限の灯りで夜を過ごす。そんな「本来のキャンプ」を取り戻す場所です。
注意点と本音
「プライベート野営地」ゆえに、場所の詳細や利用ルールはSNS等で最新情報を掴む必要があります。一見さんお断りの雰囲気を醸し出している場合もありますが、それは場内の治安を守るためのフィルター。ルールを守れる「大人」であれば、これほど居心地の良い場所はありません。
レビュー記事はこちら。
3. 釣り人歓喜!最強の0円フィールド「久慈川野営地(河口)」

最後は、茨城が誇る最強の無料スポット。もはや施設ではなく「地球」です。
施設の概要と魅力
久慈川の河口付近に広がる広大な河川敷。ここは正式なキャンプ場というよりは、**「野営が黙認されている(あるいは可能な)河川敷スペース」**と表現するのが正確でしょう。
- 料金: 完全無料(0円)
- 環境: 川と海が交わる開放的なロケーション、砂地・草地
- アクティビティ: 釣り(ハゼ、シーバス、イシモチ等)し放題
なぜここを選ぶのか?
ここは、「釣り×キャンプ×車中泊」というスタイルの最適解です。
サイトのすぐそばに車を停め、トランクを開けて竿を出す。釣れなければ椅子に座ってコーヒーを飲む。眠くなれば車に潜り込む。この一連の動作がシームレスに行える場所は、有料キャンプ場を含めてもそう多くありません。
特に、「予約不要」「チェックイン・アウト時間なし」という条件は、天候や潮の満ち引きに合わせて動きたい釣り人にとって最強のメリットです。「今週末、天気がいいから行こう」と思い立ったその瞬間に出発できる自由さが、ここにはあります。
注意点と本音(ここは声を大にして言いたい)
無料には「管理者がいない」という最大のリスクが伴います。
- トイレ問題: 基本的にありません(※近くの公園やコンビニまで移動が必要)。簡易トイレの持参は必須マナーです。
- 治安とゴミ: 残念ながら、無料スポットにはゴミを放置する輩も現れます。「来た時よりも美しく」を実践できる人だけが、この楽園を使う資格があります。
レビュー記事はこちらです。
3つの野営地を比較検証(スペック表)
それぞれの特徴を、独断と偏見で表にまとめました。
| 施設名 | りょっちゃんの秘密基地 | Freedom ~プライベート~ | 久慈川野営地(河口) |
| コスト | ◎(約1,000円) | ◎(約1,000円) | ☆(0円) |
| 予約 | 必要(SNS) | 必要(SNS等) | 不要 |
| トイレ | あり(簡易的) | あり(簡易的) | なし(要対策) |
| 水場 | 無し | 無し | 無し |
| 雰囲気 | 山・静寂・ソロ | 山・静寂・ソロ | 海・開放的・ワイルド |
| 薪の利用 | 利用し放題 | 利用し放題 | 無し |
| 推奨車 | 普通車OK | 普通車OK | 普通車OK |
| 楽しみ方 | ソロキャンプ没頭 | ソロキャンプ没頭 | 釣り・キャンプ |
結論:あなたはどの「不便」を愛せますか?
今回紹介した3箇所は、決して「誰にでもおすすめできる場所」ではありません。
- 人の温かさとDIY精神を楽しみたいなら、りょっちゃんの秘密基地。
- 静寂と孤独な夜を愛するなら、Freedom。
- 釣りとキャンプで野生の勘で生き抜くなら、久慈川野営地(河口)。
共通しているのは、**「自分の遊びは自分で責任を持つ」**というスタイルです。
1泊数千円を払ってスタッフに管理されるのも良いですが、1,000円以下で自らの知恵と工夫を試す夜のほうが、翌朝のコーヒーが数倍美味しく感じるのは私だけでしょうか?
さあ、次の週末はあえて「不便」を買いに、茨城へ向かってみませんか?

