2026年7月27日(月)のウナギ釣りは、当日の腕前より「仕込みが9割」だと痛感させられる釣行になった。
今回の舞台は荒川運動公園。
いつもの釣り座ではなく、まだ誰も攻めていなさそうな新天地を求めて出かけた一夜の記録を、時系列で振り返っていきたい。
キーワードは「折りたたみ自転車」「1ヶ月保管ドバミミズ」「竿5本」の3つ。
どれも派手な道具や偶然に頼った話ではなく、事前の仕込みがそのまま釣果に直結した釣行だったので、その過程を包み隠さず書いていく。
折りたたみ自転車で、新規開拓へ

今回、道具一式を担いで向かった先に投入したのが、先日導入したばかりの折りたたみ自転車だ。
いつもなら車を停めた場所からそのまま歩いて釣り座を決めるところだが、それだと結局「駐車場から近い、みんなが入るポイント」に収まってしまう。
ウナギは食いが良ければ人の気配にも敏感になる魚。
だからこそ、駐車場から少し遠く、普段の人が面倒くさがって入り込まないような場所にこそ、まだスレていない個体が潜んでいるはずだと考えた。
10kgそこそこの軽さを活かして河川敷の細道を自転車でさっと移動し、車では入り込めないエリアまで足を延ばす。
ペダルを漕ぎながら草の匂いと川風を感じつつ、これまで誰も竿を出していなさそうな新規ポイントへとたどり着いた瞬間、「ここは当たりかもしれない」という直感があった。
まずは陣地づくりから
実際に現地へ着いてみると、目星をつけていた釣り場は思ったより狭かった。
そこで持参した刈り込み鋏を取り出し、生い茂った雑草をカットして釣り場を広げる作業からスタート。

この軽量の刈り込み鋏は軽量なので作業していてもそんなに苦にならなかったのが幸い。
蚊に刺されないように虫除けスプレーを肌が露出している首周りに吹きかけたので、虫刺されはとりあえず大丈夫だった。暮れゆく空の下で黙々と手を動かしていて思ったのは、「わざわざこの作業までして入り込む人は、そう多くないはず」ということ。
つまりこの場所のウナギたちはあまりスレていない可能性が高く、まだ誰にも釣られていない個体がたくさん潜んでいるのではないか。
刈り込み作業を進めれば進めるほど、その期待感はどんどん膨らんでいった。
19時、実釣開始。主役は1ヶ月保管のドバミミズ
陣地が整い、19時に実釣スタート。今回連れてきたドバミミズは、凍らせたペットボトルを保冷剤代わりに毎日交換するという方法で、まる1ヶ月にわたって生きながらえさせてきた個体たちだ(この保管方法の詳細は、別記事でまとめている)。
出勤前と帰宅後にペットボトルを入れ替えるだけの地味な作業を、1ヶ月間毎日欠かさず続けてきた甲斐あって、ミミズたちはどれも元気いっぱい。

針に刺す瞬間の動きの良さに、あらためて日々の手間をかけた甲斐があったと、ありがたみを感じずにはいられなかった。この仕込みがあったからこそ、この日の物量作戦が成立したと言っていい。
竿は5本体制、次は6本も視野に
竿先には鈴付きのライトを装着し、今回は5本体制で夜の水面に竿を並べた。

暗闇の中に赤や緑の光が5つ横一列に並ぶ光景は、それだけで気分が高まる。
竿の数が増えれば増えるほど、単純にアタリを拾える確率は上がっていく。とはいえ竿の本数はエサの数と直結する問題でもある。
5本を同時に投入できたのも、大量のドバミミズを1ヶ月間ストックできているおかげにほかならない。
次回は6本に増やしてみようかと、実釣を始める前から早くも次の釣行に思いを馳せていた。
開始15分、幸先の良いファーストヒット
5本の竿を並べて待つこと、わずか15分。さっそく1本の鈴が涼しげな音を鳴らした。
合わせを入れると、竿先にしっかりとした重みと引きが伝わってくる。
サイズはおそらく50cmほど、なかなかの引きで思わず感動してしまった。

新規開拓したばかりの釣り場が、いきなり結果で応えてくれた瞬間だ。慎重にやり取りをして、無事に蓋付きのバッカンへと収めることができた。
その後も連発、外道はブルーギル1匹のみ
一度流れが来ると止まらないもので、そのあとも立て続けにアタリが続いた。

次々と鈴が鳴っては竿を上げ、バッカンへ収める作業の繰り返し。

手を止める暇もないとはまさにこのことで、気づけばバッカンの中身はどんどん賑やかになっていく。この日の外道はブルーギルがたった1匹だけで、ほとんどが本命のウナギという嬉しい展開になった。

刈り込んで広げた釣り場が、期待通りスレていない魚影の濃いポイントだったことを裏付けてくれる結果と言えそうだ。
22時30分納竿、6匹の好釣果に大満足
22時30分、納竿。最終的な釣果は50〜60cmクラスのウナギが6匹。1ヶ月かけて仕込んだドバミミズ、折りたたみ自転車での新規開拓、そして竿5本の物量作戦。この3つの仕込みがうまく噛み合った結果の、大満足の釣行となった。
▼ 今回の釣行データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 19:00〜22:30(約3時間半) |
| 場所 | 荒川総合運動公園(新規開拓) |
| 移動手段 | 折りたたみ自転車 |
| 仕掛け | 竿5本+鈴付きライト |
| エサ | ドバミミズ(1ヶ月冷凍ペットボトル保管) |
| 釣果 | ウナギ7匹(50〜60cm) |
| 外道 | ブルーギル1匹 |
振り返ってみると、今回の結果は運任せの一発ではない。折りたたみ自転車という機動力への投資、そして1ヶ月間コツコツ続けたドバミミズの温度管理という、どちらも派手さのない地味な仕込みの積み重ねが、7匹という釣果になって返ってきた。
高価なタックルを増やすのではなく、知恵と手間で釣果を伸ばす。そんな今のスタイルが間違っていなかったと再確認できた一夜でもあった。
次回はさらに竿を増やして6本体制に挑戦しつつ、せっかく開拓したこのポイントを大切に育てていきたい。人が入りたがらない場所ほど魚影が濃いという今回の仮説が本当に正しいのか、答え合わせはまた次の釣行で。
